個人事業主に向けて- ビックリするような要求を顧客にされた時に断る台詞とは-

個人事業主で、ギャラリーを経営している私ですが、場所があると色々なお客様がいらっしゃいます。

画廊をご利用頂く方は、もちろんお客様です。観にいらして下さる方もお客様です。

そんな中にも、困ってしまうお客様もいらっしゃるので、あらゆるフリーランスや個人事業主として仕事をされている方々も困ってしまう事が多い問題のかわしかた台詞をちょこっと書いてみました。

私共は貸画廊なのに、無料で貸し出して売れた作品の数パーセントをお渡しします。いかがですか？

答えは、ありえません。なので、以下の様にお断りさせて頂きます。

「貸画廊の収入は、場所を貸し出し、出展される作家の宣伝をさせて頂く事が商売ですので

売れるかどうかわからない作品を無料でおく事はできません。

ご自身のコレクターの方がいらして100%売り上げが立つのでしたら数字で収支をお出し頂いた後に検討させて頂きます」

「私共は貸画廊ですので、ご資金のめどがつきましたらご利用お待ちしております。」

「別の画廊さんをあたってみてください」 ※ないでしょうが

時々あるんです。無料でおきたいと。場所代をこちらも払って商売をしておりますので、無料で設置するとかはあり得ませんよね。

また、こんなパターンも

もっとこういう風にすると売り上げが上がるからやればいい！

そうアドバイスを下さるお客様もいらっしゃいます。

そう言う場合の返答は、

「ならばご自分で画廊を経営された方がよいのでは？」

これ以外ときつい様ですが、利きます。

私共は、会社を辞めて収入が不安定になりながらのリスクを抱えても、伸びる作家の方に出展いただきたいので、リスクを抱えずに外野からとやかく言われても困りますので。

最後に、もう一つ。

私共の画廊は、アーティスト塾というアーティストの為のワークショップも開催しておりますが、

これもまた、ただで何かを聞き出そうとするかたもいらして困ってしまいます。

こちらの対応の仕方は、私はこうしております。

「そうですね、私共の塾に来て頂ければどのように作品を構築していくのか、作品を売っていけるのか等をお答えさせて頂きます」

と営業トークで、かわさせて頂いております。

フリーランスのお仕事をされている方と同じように画廊も様々な問題を抱えておりますが、

優れた才能を埋もれさせない為にも、また、自分の財産としての経験、資格等を活かすためにも

するっと流せるように経営していきたいですね。

私も、まだまだお客様に流されてしまう事も多いですが、信念を持って経営していきたいと思っています。

作家もフリーランスで頑張っている方もいます。その方々は、自分のスタンスを知っていて、自分も個人事業主、お互い個人事業主ならば商売の話をしましょう。ということです。

お互いの利害が合致した時にのみ、あらゆる契約が成り立つのです。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/