人の興味はどこにあるのか？考えてみた。

暑いですね。今日は横浜も31度あるようです。

暑いので、怖い作品を検索していたら、出てくるものですね。

サイトの作品群をみていて、ふと思ったことがあったので、雑記にしておきます。

人は、ひとくくりに見た目で怖い、カワイイ、好き、嫌いという感覚を持ちますが、

直観なのかそれとも深く観察しているのか？

何だか気になったので、私自身興味のある怖い絵について考えてみました。

例えば、このトップの作品は私の制作したものですが、凄く怖いという方と

何か自分を見つめなおす気がするとおっしゃる方等感想は様々でした。

結局、後者の感想を持った方が購入していきました。

この作品一つをとっても製作した私としては、怖がらせるために描いたものでなく、

この作品を製作した時期の、自分の置かれている環境に対する自分への問いかけをして作品にしたものでした。

でも、鑑賞する側からしてみるとそれは伝わっていたりいなかったりと様々です。

それを無理に伝えるか、伝えずに読み解いてもらうかといったら。

作家側は、読み取れ！と思うでしょう。

鑑賞がわからしてみたら、ならば解りやすいように描け！

となり平行線のまま理解しあえずに芸術って！

で、終わってしまう人も多いかもしれません。でも、ですね。

パッと見。引き付けられた作品に対して、鑑賞者はなんでこの作品を観たくなったんだろう？

この作家は、何を伝えようとしているんだろう？

と興味を持って、鑑賞してくれたり検索してくれたりします。

アイドルのファンやゲームのファンたちと同じように。

そこで、考えるのは、では、作家としてどのように作品を購入してくれるようになるんだろうか？

いいものを作れば、きっと買ってくれる。

いいものってなんでしょう？

教えてもらいたいですね。構図がいい？アイデアがいい？技術が凄い？

当然全部でしょう。では、なぜ？小さな小物を作って作家達は売るようになったのでしょう。

アイデア？そうですね。高いものは売れない時代ですから。薄利多売ですね。

ただ、そういう作品を求めている人でなく

普通に芸術に対して、どのように人は興味をもつのでしょうか？

安いから興味を持つのではなく。

何か引っかかる物があるのではないでしょうか？

それぞれの人の生きて来た環境や思い出に寄って好き、嫌いは決まるのです。

親の影響とかDNAとかもあるのかもしれません。

人は、食べ物を嫌いになるのは、自身の身体を守る為、危険な物は食べないように出来ているそうです。

但し、好きに関しては、心理学的にも解明されていないということでした。

育児サイトから参照：人によって「食べ物の好き嫌いが異なる理由」が明らかに

人の興味とは計り知れない、未開のゾーンなんですね。

但し、人は生きていく為に、集団心理が働くので（これは脳の防御システムの一部だそうです）

より多くの人がこれが好き！となると皆が好き！という方向に持っていかれるものです。

会社でも政治でもご近所でもそういう事ありますね。

では、流行を作りだす元の人々、つまり影響を及ぼす側の人達。仕掛け人達は、

どのように影響を及ぼしていくのでしょうか？

コマーシャル、口コミ等ある意味サブリミナル効果ともいえるより多くの目に留まる媒体でしょう。

ですが、ここで気になるのは興味は誘導されるだけのものなのでしょうか？

私達は、受動的に興味をそそられるようにコマーシャルを見ています。

能動的にコマーシャルを観る事は、あまりないのでは？

好きな俳優や歌手が出ているとかで検索するのとかありますよね？

それも好き=興味があるからさがす。

なぜ？興味を持った？

なぜその俳優又は歌手をすきになった？

考えていくと受動的でなく、そのもの（俳優や歌手、作品）を見た時から好き、嫌いが決まっていたのでは？

となると作家は、鑑賞者に寄せる作品を作るのではなく、自分のコンセプトを見せる。

はっきりしている作家がファンをより多く作っていき、売れる作家になっていくのでは。

という事を考えている海の日の午後です。

製作した作品を発表する場は、増えて来ています。

どこで、開催しようともお客さんを引っ張れる作家になろうではありませんか？

場所に頼らず、自分の顧客を増やしていける作家が、私の知る限りでも一生仕事として続けていけています。

これははっきりとした事実です。

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