今週末から始まるギャラリー企画展「エロティックグラマー展」の準備の為
ギャラリー3階をオフィスから展示室に戻す作業を2時間かけて終了~。(1人なもので時間かかっちゃうんですよね)
5月まで3階をオフィスにして、アーティスト塾の講義をしたり、事務作業をしたりしていました。
展示室に戻すと、やはりギャラリーらしくなります。
とはいえ、artmaniaのギャラリーはどこのギャラリーよりも家っぽいのは、否めません。
私が、この物件を選んだのも実は、ギャラリーらしい形状ではなく古い家だったからです。
最初は、やはり【ザ、画廊】という物件も見せていただきました。
でも、何かピンとこなかったんですね。こんな話も何ですが、家賃もあまり変わらないんです。
今の場所とりっぱなガラス張りの物件でもです。
どうせ、お金をかけて自分で資金投入するのなら、アートをもっと日常に感じて、作品を購入してほしい。
そんな風に思っていましたね。
まあ、それを良しとして利用してくれださるアーティストがいると思えば、
りっぱな画廊じゃないとできないという方もいます。
今朝は、テレビの番組で、こんな事を言ってる人がいました。
「ハコはハコです。中身が(自分が)しっかりしていれば、どこにいようと自分のスタンスは同じなんです。」
これは、子育ての番組でのゲストの方が、自分の住まいについて語った一言でした。
この方は、(私は存じ上げないのでお名前を忘れてしまいましたが)ナチュラリストだそうで、子供が生まれる前は、古民家を改装したおしゃれな家に住んでいたそうです。
でも、子供が生まれ、はいはいをするには、ちと段差が多すぎないか?
と感じて、今のマンションに引越されたという話でした。
なんでもない日常の話ですが、この方の様に場所にこだわらない。
自分の目的を達成する為の場所。ハコです。
私もギャラリーの入れ替えをしていて、天井低いなー。って思いました。
でも、ハコはハコです。
アートをカジュアルにしていきたいと思い、ギャラリーとして借りたハコです。
・天井が低い
・ガラス張りじゃない
でも
アートを身近に感じてもらうという目的で開いたギャラリーです。
ちょっと話しが大きくなりますが、こんな例もあります。
もっと大きなハコ、美術館に関する統計もあります。
美術館に行かれる方へのアンケートで、どうして美術館にいかれるのですか?
という質問です。
多くの方の答えは、
「特別な空間に行きたい。」
「非日常を感じたいから」
だそうです。
その為にお金を払って観にいく。
美術館の目的とお客様の目的が、通じたハコですね。
では、ギャラリーはどうでしょう。
ギャラリーは入場無料でどなたでも入れる。
好きな作品を観てすぐに購入できる。
服や野菜を買うのと同じ、日常の中のアートです。
街中にあり、日常でアートを楽しむ事ができるのが、ギャラリーです。
非日常を味わう美術館、日常を味わうギャラリー、どちらも
ハコは、ハコ。中身が大切。ということです。
何事も目的を持ちコンセプトが決まっていれば、セルフプロデュースによって、ハコをうまく使用する力も付いてきます。
ハコはハコ。中身は自分次第です。
アートを日常で展示したい方は、artmaniaまで
セルフプロデュースを勉強したい方は、アーティスト塾まで
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