売れない作家は「自分でアートを難しくしている」



アートの業界は悲喜こもごもです。



創っている人その人その人の『作家活動に対する取り組み方』によって、

始めてすぐに売れる人、長いこと頑張っていても売れない人。

いろんな人がいます。



何を持って「売れた」とするのかの基準も、


・作品をたくさんの人に見てもらえた からOKと言う人

・(ポストカードのような小さくて安価な)作品が売れているからOKという人

・作品がひとつだけ売れた からOKと言う人(初めて作品が売れた人はある意味分かりますが)

・作品を買っていただける継続的なお客さまがついた から、これからも頑張ろうという人

基準値はそれぞれです。




長年、たくさんの作家さんを見てきました。

結果が出る人、

なかなか結果が出ない人、

趣味でやってる人、

頑張っているけれど、「趣味」と「趣味で無い活動」の違いが分かっていない人、

はたまた「趣味から脱却」しようしている人・・・。



それぞれ様々なスタンスで、様々なやり方・信条で活動している人がいらっしゃいます。



ともあれ、

長年artmaniaは何度もお伝えしてきたことですが、

結果を求めながらも結果が出ない人は、

『結果が出ないやり方』を繰り返しているという

共通した特徴があります。




そこには、『単純な理由』があるのですが、

たとえ、直接お話しをして、解決策を提示しても、

『アート(作家活動)に対する思い込み』からなのか、

それとも別の(変えようとしない)理由があるのか

なかなか変化には繋がりません。

(...単に、話を聞いて頂けてないだけなのかも?)




『創作活動』というものは得てして、

放っておけば、『自分の内面を反映する』と言った、

プライベートな側面を強くはらみがちな部分があるので、



変わらない現状を打破する『解決策』のようなものが

なかなか浸透しにくい理由も分からなくはないのですが、

正直なところ、取るに足らない理由だと言わざるを得ません。




厳しく言ってしまえば、

変わらない現状を打破する『解決策』が受け入れられない人にとっては、


「アート」や

「創作活動」、

「作家活動」は、

もしかしたら、ただの「趣味」だったのかもしれません。




自分の力で「次はどうやったらいいのか」を考えることが出来ないと、

一生懸命頑張ったとしても

『時間の徒労に終わるだけ』なのですが、

その現実には目を向けたくない人が多いようです。




『アーティスト症候群』と言う言葉もあるように、

作品のクオリティ・作家活動のクオリティは様々ですが

『私は「アート」をやってるから、それだけで「認めてほしい」と考えている人』は、

特にそう思うようです。



(一人や二人に作品を認められなかった場合に、

たったそれだけでメンタルを

打ち砕かれてしまう人も少なく無いようです・・)




逆に言えば、

そういう、現実に目を背けてしまう人が多い中で、

「正しく」現実に目を向けることができれば、

『それだけで他の人より抜きんでる事が出来る』

それが今の美術業界の現状とも言えるのですが・・。




artmaniaは、「自分の力で現実に目を向けて、考えることが出来る人」を育てたいと思っています。

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