最近、本屋でちらっと手にとって読んだ本があります。
題名も覚えていないのですが、マーケティング会社のビジネス書でした。
その中に、起業したい、している人達へのメッセージとして好きで始めた事業だけれども
好きだけでは、成り立たないという項目がありました。
ギャラリー経営の私個人にも言える事です。
ギャラリーを運営しているのは、アートが好きだから。ただそれだけの理由です。
でも、好きだけではビジネスにはなっていきません。
好きの壁を乗り越えて行かなければ、好きな事も出来なくなるでしょう。
このことは、アーティスト活動をしている人達にも言える同じ話です。
好きだけでは、進めなくなる瞬間が必ず訪れます。
好きから本気になる時の成長の壁です。
この壁を乗り越えていくには、決意と方法が必要になってくるんです。
二つの出来事で出来ています。
・作品制作の技術、オリジナル製の追求。これは、各作家が自分で理解し進めて行くことです。(芸術家的思考)
・作品を売る為、ファンを作る為の工程です。
(ビジネス的思考)
この二つを組み合わせて初めて「好きの壁」を乗り越えていけるのです。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉がありますが、
この言葉は、どんなことであっても、人は好きなものに対しては熱心に努力するので、上達が早いということ。という意味です。
ただの好きではなく、好きならあらゆる努力をするべき、それはわからないことを放っておかないことでもある。という意味で、私は解釈しています。
作品制作に勤しみ、制作した作品を送り出す努力も惜しまずにして、
好きを乗り越えていかないと、数年後には自分だけ同期の作家達に、おいていかれてしまいますよ。
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