展示レイアウトで、何が起きるか?という事


先週まで開催していたレイアウト展では、様々な大きさもテーマも違う作品を部屋を飾るように展示するという「部屋をいっぱいにしてみた」という別のテーマにして作家への展示ヒントとしてみてもらえるような展覧会でした。





その後のアーティスト塾 本受講生 秋森さん主催の展覧会では、

人の人生を垣間見れるテーマに沿った写真展を開催してくださいました。

このレイアウトも自分の本棚を振り返ってみて、当時はどんな思いで生きていたのかが、伺える展示となりました。

普通の写真展とはちょっと違うレイアウトに、来廊されたお客様は皆驚き自分の作品展の参考にもなったことと思います。
実際、彼女にプロデュースを、お願いしたいとおっしゃってくださった方も出てきました
私の開催している講座を受講してからの、秋森さんの行動力は、凄いもので出来なくてもやってみせるという本来の彼女の持っている才能を開花させているようです。

次回彼女の個展では、どのような展示レイアウトを見せてくれるか大変期待しています。

【秋森写真商店所属作家個展VOL.1】秋森美幸初写真展 「わたしの黒い犬ー黒い犬と一緒に向かう場所ー」


作品を買いたくなる、自分の部屋においてみたくなるようなレイアウトにすることで、
作家としての伸びシロが大きくなっていきます。

展覧会に行って一つ一つの作品を観るのは、楽しい事です。
でも、せっかくいった展覧会で他では観た事のないもの、観た事はあるけれどもどこか違ってみえることに寄って、自分の顧客につながっていくことを知っていただきたいと思います。

展示の意図が伝わる事や伝わらない事。
それぞれでしょう。
しかし、気がつくお客様が必ずいます。
それが、、出会いであり自分の作品のファンになっていく人達です。

それでは、同じ作品でも違うレイアウトにした展示をご覧いただきましょう。


床に設置してある作品は、レイアウト展で1Fに展示していたものです。
今回は2Fで「ある美術家のアトリエ風景」として展示しております。

同じ作品でも、レイアウトに寄って作品の印象が変わってくるものです。

美術館の常設でもよくやられている手法です。

展覧会を開催するたびに、新作でなければいけない。という事はありません。
売れ残った作品を展示しているようで、何だかはずかしい。
そんな風に思う作家は、自分の作品に自信がない証です。

堂々と胸を張って展示して、次回に繋げていきましょう。

制作だけで作家として活動していく時代は、終わりました。
誰も何も言ってはくれません。
自分が発信していかなければ、誰も気づかない時代です。
自分で自分をプロデュースして、売出していくのがこれからの作家の行き方ではないでしょうか。



昨日、メキシコから帰国した作家も旅で感じた自分の世界観を個展で表現したい。
とおっしゃっていました。
展示レイアウト構想は、まだはっきりとしていませんでしたが、
昨年、初めて開催した個展の時より一回り大きくなって帰ってきているのを、ひしひしと感じました。
テーマが決まっているので、彼女の個展がますます私の中でも楽しみになってきています。

『Buen viaje! -良い旅を-』真夏を彩るBegonia Rina個展

http://www.cafegallery.artmania.jp/exibitions/20130824-0830-buen-viaje-begonia-rina/

作家活動をしていると、あらゆる夢は広がります。
夢を夢で終わらせず、考え行動する事で、前へ少しずつ進んで行くことができます。

あなたは、展覧会開催時に自分の作品のテーマにとって、より良い展示のレイアウト考えていますか?

この話の続きを聞きたい方は、アーティスト塾にいらしてみてください。
http://www.artmania.jp/artist-jyuku/

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