以前行われていたコマーシャルギャラリーのセミナーイベントで、
コマーシャルギャラリーに所属していても、年収は平均200万円(某有名ギャラリー2009年当時の話より)
と言われています。(皆さんが、良くご存知の売れっ子作家は別ですが)
という現状ならば、所属してもしなくても自分で作家活動をしていく方が、よくないですか?
仕事を持ちながら、作品を制作販売していく。
狭き門を通らず、自分で門を開けて人の指図を受けずに自分の道を進んでいくのも一つの方法であり、クリエイティブな事でもあるでしょう。
それは、決して妥協ではなく成功の為の一歩でもあるのです。
でも、どのように行動していけばいいのか?という疑問が湧いてきますね。
諸外国のアート文化と違う日本のアート事情に、合わせた動き方があります。
レンタルギャラリーのない外国では、自分でお金を払って展示するのはナンセンス。と言われています。
逆に考えてみれば、日本の場合は自分で売出せるチャンスを作れるんです。
ハイリスクハイリターンで、なくてもロウリスクロウリターンから初めていけるかどうかは、各アーティスト次第でしょう。
自分のコンセプトがはっきりと決まり、自分の将来の道行きが見える人だけが、成功していくでしょう。
自分の行動、動機、目的すべてに一貫性(テーマ)があり筋道が通っているかどうかで決まります。
例えば、思いついたままに作品を制作している。
まずこれを作って、次はこれを作って、つぎはこういうの、という具合に。
そしてガラクタの山を作っていくのである。
これは、どのようなコンセプトなんですか?と聞くと自分の中なら出てきた事がらをランダムに、アートとして制作していると答える人が多いですね。
どのようなコンセプトを持って制作しているのですか?
それはいつから作り始めたの?
最終的には、どのようになりたいの?
作品構成で、どこに落としどころがあるのか?
最終的にどんな形になるのか?
シリーズ化をしていくのか、コンセプトにあった作品展示、スケジュールはどのようになっているのですか?
次に何を作るべきかどのような行動をしていくのですか?
など聞いてみると。
ん~。と考え込んでしまう人が多いです。
「そんな事は、気にしていない。作品の力があれば、そのようなプロセスやコンセプトは必要ないのでは?」と
思う方もいるでしょう。
でも、
それはちがいます、そしてもっとも気にしなければならないのはあなた自身である。
自分のコンセプトがはっきりしていれば、作品の方向性に幅が出来て目的意識が増えて、思いつきの発想ではなく、アイデアとしての発想になり作品についてもっと考えを練り上げていけるでしょう。
それに気付く事により、制作過程、完成、展示販売まで計画的な経過をたどりアート作品を作れるようになるでしょう。
アートというのはたまたま出来上がってしまうものではない。ただなんとなくやってみるよりは自分が今やっていることの意味を理解した上で活動していきましょう。
意図を明確にして作品を作った上に、更にそれを他の人に説明できるようにしよう。
そうすれば展示販売のチャンスが増えます。誰もがわかっていて、見てみない不利をしていることでしょうが、人々は自分が理解できないものは買わないのです。
このことは、以前にもお話したように一般経済と同じ流れなのです。
最後にもう一つ
長年、作家活動をしている方々は自分の作品について説明が明確です。但し、論理に縛られてしまう場合もあります(芸術家はこうでなければいけないなど)考え方にも注意して
アート界の変革を起こしていかなければいけないと思います。
理論だけでは、作品は売れません。作品制作だけでも売れません。
コンセプトを持ち計画し、行動する。
すべて自分のテーマがはっきりしているか否かです。よ。
アーティスト塾本受講生 秋森さんの成長ぶりをみても、コンセプトがはっきりしている事は、
自分を掘り下げてみれる客観的な目を養えている。
すなわち、自分をプロデュース出来ている。外国のギャラリーでもお客様にでも作品や作家としてのコンセプトが話せる。
そんな作家になってみませんか?
アーティスト塾
第3期本受講7月3日開講
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