神田日勝につづいて会田誠もおもしろい画家感を抱いているのをTEDで公開されています。
神田日勝が正統派なら会田誠は、感覚派なのかもしれません。
どちらの画家も、コンセプトがはっきりしているのが画家として生活し続けている理由でしょう。
そんな画家の1人会田誠さんが、TEDというカンファレンス動画配信のサイトにて、出演した時の話が興味深い事を彼らしい言い方で、話していたのでご紹介します。
TEDとは
TED(テド、英: Technology Entertainment Design)とは、アメリカのカリフォルニア州ロングビーチ((過去にはモントレー)で年一回、大規模な世界的講演会を主催しているグループのこと。
TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。講演会は1984年に極々身内のサロン的集まりとして始まったが、2006年から講演会の内容をインターネット上で無料で動画配信するようになり、それを契機にその名が広く知られるようになった。
会田誠など著名人が話をする等日本にも上陸しているカンファレンスである。
詳しくは
ウィキペディアをご覧下さい。
と長い説明をさせていただきましたが、ここからが本番です。
会田誠は、「自分はテキトーでテーマもその時に変わってきている」と
TEDの中で、会田誠が言っていますが、彼のコンセプトは少しも変わっていません。
「美術家は、絵を見ることで快楽を与えるサービ-ス業」と言い切る男です。
TEDで会田誠は、自分が掲げる「テキトー」の一般的に使われている意味の違いを話していました。
テキトーは、「いい加減で楽すること」ではなく「物事に適した出来事」だと言っています。
ご本人は、「僕はこの二つを合わせたような制作活動をしている」と言っていました。
このまったく反対の意味を持った「テキトー」を使いこなせる画家だからこそ
世に出てきたのではないでしょうか。
コンセプトを持ち、自分の進むべき方向を確認している画家だからこそ
「美術家は、絵を見ることで快楽を与えるサービ-ス業」と言えるのでしょう。
神田日勝が、
『結局、どういう作品が生まれるかは、どういう生き方をするかにかかっている。』
と言ったように会田誠の作品の生まれ方は、彼の生き方に左右されていると言うことでしょう。
画家の生き方とは、コンセプトがある、ないによってすべて変わってきてしまうということでしょう。
会田誠のテキトーをどう捉えるかは、見た人次第でしょう。
追記
会田誠は、こんな事もいっていました。
「インターナショナルなステージに最初に進出していくのも、おかしい。まずは、日本からと僕は思っています、でも、古いタイプのそこでしか見せない〇展の様な団体でしか見せない展覧会は、よくないとはっきりと思うんですよね。」
彼のコンセプトのはっきりしている事が、明確になったでしょう。
あなたは、テキトー(明確にコンセプトを持って)に生きていますか?
コンセプトを見つけてみたい人は、
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テキトー: Aida Makoto at TEDxTokyo
ちなみに動画は、英語です。
日本語はこちらで
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