個展が成功したと言える事‐Begonia Rinaさん‐の場合


この1枚の作品は、Begonia Rinaさんの作品の中でも、私のお薦めの1作品です。

今回は

先日、大好評のうちに終了したBegonia Rinaさんの個展開催までのお話を少ししてみようかとおもいます。

彼女の話をしようと思ったのも、彼女はまだ個展も2回目というアーティストとしては駆け出しのフレッシュな作家です。

でも、作品に向かい合う態度や自分を知ってもらおうとする気持ちは、熟年のアーティストよりも強く持っている作家の1人です。




彼女が、2回目の個展を開催する前にメキシコに行って来るというお話を聞いて

ならば、旅の記録をひとつづつ報告しながら個展までの道のりも、セルフプロデュースしてみてはどうかという話をしました。

普段から、アーティストにはそういう話をするのですが、実際のところ、行動を起こす人はほとんどといっていいほどいません。残念ながら。。。

しかし、彼女の場合は違いましたね。

もの凄く興味を持ち、自分をプロデュースしていく事を楽しみにしていました。

そこで、打合せは春から始まり、ちょくちょくギャラリーにもいらして
「ああしよう」「こうしたい」などと話をしました。
その様子は、こちらの動画でもご覧いただけます。


この動画を観られてから、彼女の個展にいらした方は、お解りいただけたと思いますが、
彼女の計画は、成功しました。
自分をプロデュースして、個展に友人以外の顧客を掴む事。

そして、作家としての知名度を少しづつですが、上げられた事。
展覧会をする事の本当の意味。

これらをお客様共々、彼女は共有できたのではないでしょうか。

まだまだ作品には、稚拙なところもある彼女ですが、テーマがしっかり決まっていて
自分は、やりたい、なりたい事の為に、何をしていけばいいのかということを、つかみかけた
個展までの数ヶ月だったと思います。

ただ、旅行に行って楽しかった。では、アーティストとしてはいかがなものでしょうか?

何かを持ち帰ってこその、アーティストのセルフプロデュースの一つでもあると思います。

最後に、彼女の持ち帰ったメキシコを愛する心は、作品も鑑賞した方にも伝わったようで、
展示中の作品は3分の1は売れたという事を書き添えておきます。

展覧会では、絵が売れないと人が来ないと嘆くよりも、自分で自分をプロデュースして作品を広めていく事は可能だと言う事を忘れないで下さい。
作品の力だけでは、決してないのです。

意欲のある方、自分もセルフプロデュースしてみたいと思った方は、「アーティスト塾」まで
ご連絡ください。

次回は、9月7日開講です。


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